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【作業9日目】「カード・パスケース」手作り … 手縫い(後半) / 残りの半周を縫い上げた。縫い終わりのところを仕上げた。 [手作り 革細工]

カード・パスケースの手作り(続き)。
 昨日から手縫い作業中です。

 ひと針ひと針縫い進める作業には、思いのほか手間がかかりました。そのため、昨日は半周縫ったところで中断。今日はその続きです。
 引き続き、残りの半周をコツコツ縫い進めました。 ・・・ そうして、縫い終えました。やったー。

 端っこの縫い終わりのところを、次のように仕上げました。
縫い終わりのところの仕上げ
・縫い戻り
端っこまで縫い終えたら、ふた目分縫い戻る。
そこのふた目分の縫い目は、二重の重ね縫い状態。

・糸をカット
縫い目の穴から出てきたギリギリのところで糸をカット。

・糸の切口を仕上げ
糸の切口を針先でほぐす。
爪楊枝(つまようじ)で接着剤を塗る。
木槌(きづち)の側面や、爪楊枝の背中で押さえつける。
(木槌側面では広く押さえつけ、爪楊枝背中ではピンポイントで。)

 説明書には書かれていなかったけど、爪楊枝を使用してみました。これがよい判断でした。細かな箇所に接着剤を塗る作業ときには爪楊枝の尖った先を用い、塗った後になじませるときには爪楊枝の背中側でピンポイントに押さえ付けました。
 説明書では、
「木槌の側面を利用して縫い目の上を軽くたたきなじませます」
と書かれていたので、それもきちんと行いました。この方法は、なじませた上に平らにきれいにするという点で優れていると思いました。

20150204_youji.jpg
爪楊枝(つまようじ)は
とても優れた道具です

 はじめての手縫い作業を終えました。その際に気付いた反省点を列挙。
手縫い等での反省点
・多数の引っかき傷
 革の表面に多数の引っかき傷を付けてしまった。特に、糸を両側から引っ張るとき、何度も爪で引っかき傷をつけてしまった。ときどき、針先で引っかくこともあった。手縫い時には、革の本体を両膝で挟み込むとよいらしいそうだが、本体が小さすぎて、膝で挟みにくかった。
 手縫い作業時に本体を挟み込むための道具があるらしい。テーブルポニーというのだそう。欲しい。

・縫い目のところで革にシワ
 縫い目の糸の緩みを防ぐため、糸を強く引っ張るのだが、引く力が強すぎたのかも。縫い目のところで革にシワがよってしまった。  手縫いの前半で気付いたので後半は気をつけた。ところが、後半でもシワがあった。力の入れ加減が難しい。

・穴あけミス1 (余分な穴)
 ヒシ目打ちでの穴あけ作業の際のミス。カード・パスケースの二つ折りをする真ん中の箇所(革が二重になっていない箇所)は、縫う必要が無いため、穴あけ不要。そこへ、誤って穴あけしてしまった。
→(対策) 穴をあけてしまったので、そこの箇所も縫い上げた。本来ならば、半周ずつに縫い目の線が途切れるところ、ぐるりと一周連続で縫い上げた。

・穴あけミス2 (微妙な横ズレ)
 ステッチンググルーバーで彫った溝の真上に、ヒシ目打ちで穴あけしなければならない。ところが、わずかにズレたところがある。
 心配したが、思ったほど問題にならなかった。縫い糸をきちんと溝の中へ這わせることができた。わずかなズレだったのでよかった。

・穴あけミス3 (曲がり角のところ)
 曲がり角のところで、穴の位置がよくない。
 穴あけの際、曲がり角のところを基準にすればよかった。
 曲がり角の穴では、糸の進む方向が変わる。そのため、多分、そこの穴はヒシ目打ちでなく、丸型のもので穴あけしたほうがよいと思った。

・縫い終わりの仕上げ処理
 縫い終わりのところ。糸の切口に塗る接着剤として、小西ボンドのG17を使用した。このボンドが革細工セットに収納されていたから用いたのだが、見栄えがあまりよくない。


 あと少しで完成です。
 今日はここでおしまい。 家事に戻ります。

手作り「カード・パスケース」
本日(9日目)の作業内容 まとめ

・手縫い作業の後半。 残りの半周を縫い上げた。
・縫い終わりのところ。仕上げ処理をした。


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