SSブログ

先日は「ゆぬき」について考えたけど、今日は「ゆどおし」について考えた。   [料理]

 先日、油揚げ(あぶらあげ)の下処理として行う「ゆぬき」のことを書きました。油揚げから余分な油を落とす目的で、熱湯をかけたりする処理のことです。

↓ 先日書いた「ゆぬき」のページ
http://sometimes-nao-diary.blog.so-net.ne.jp/2015-01-18

 先日書いた内容とは、漢字で書いたときの書き方について。「ゆぬき」の漢字は「抜き」か「抜き」かどっちなんだろうという疑問に対して、たぶん「」の字が正しそうだ、というもの。
 言い方に関しても、私のまわりでは「ゆぬき」と表現される方々ばかりですが、「あぶらぬき」との言い方ももあるらしい。

 先日書いたゆぬきに関連して、ふと気付いたことがあります。それは、
ゆどおしの動作はゆぬきに似ている。
ということ。今日はそのことについて書きます。例によってくだらないです。

◎ 「ゆどおし」とは? 「湯通し」と「油通し」について。
 「ゆどおし」とは、熱した油や湯に、食材を一瞬くぐらせる作業。食材を置いたところに熱した油や湯をかけたり、油や湯の中に食材を一瞬つけたり。

 「ゆぬき」を漢字で書くとき「抜き」でなく「抜き」と書のが正しいらしい、ということだったけれど、では、「ゆどおし」を漢字で書くときはどうか。
 それは「通し」と「通し」のどちらでもいいはず。だって、調理内容の違いによって、油と湯のどちらかを使うのだから。念のため調べたところ、やはりどちらも正解らしい。それはそうですよね。

◎ 「ゆどおし」と「ゆぬき」の動作が似ているけど、どうなの?
 「湯」を用いるほうの「ゆどおし(湯通し)」は、やっていることが「ゆぬき(油抜き)」と同じじゃん。

 どちらも、
  ・食材に熱湯をかける
     あるいは、
  ・食材を熱湯の中に入れる
 という動作です。

 動作の内容が全く同じです。
 やってることが全くそっくりだけど、呼び名が違うだけで、もしかして同じことなのか?
 の字の「ゆどおし(湯通し)」との字の「ゆぬき(油抜き)」が同じだなんて不思議だけど、どうなんだ?
 ・・・ と一瞬思ったけど、いや違うね。動作は似ているけど、目的が全然異なります。
ゆどおし(油通し、湯通し)
 食材に熱を加える目的で、ゆ(油または湯)に通す。

ゆぬき(油抜き)
 油揚げ(あぶらあげ)などの揚げ物から余分なゆ(油)を落とす目的で、ゆ(湯)に通す。

 なお、湯通し油抜きの動作は、熱湯をかける場合は似ているけれど、お鍋の中の熱湯に入れる場合は異なりますね。
熱湯に入れる場合、
 ・湯通しでは、熱湯に入れるのは一瞬で、長く煮ることはない。
 ・油抜きでは、ときとして長く煮る。

というわけで、湯通しと油抜きは違います。安心しました。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:グルメ・料理

nice! 0

コメント 0

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。