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革細工に着手しよう。はじめに使う薬剤のCMC(Carboxymethyl Cellulose Sodium Salt カルボキシメチルセルロースナトリウム)って何だろう? [手作り 革細工]

「革細工をはじめよう」、
「まずはクラフト社『レザーハンドソーイングセット』付属の材料でやってみよう」、
と思い立ったものの、なかなか着手できません。時間がとれないという言い訳もあるが、おっかなびっくり感がして、とりかかれない。

 こんなことではいけないのだ。やるのだ。
と改めて思い直して、説明書「カード・パスケースの作り方」を読み返しました。

 まずはじめに、「CMCを塗る」らしい。既に裁断済みのすべての革パーツに対し、その裏面全体へ塗るのだそうだ。
 でもCMCって何だろう。気になる。
 クラフト社のセットの箱に納められているCMCの容器には、
成分:カルボキシメチルセルローズナトリウム
と書かれてある。「セルロー」でなく「セルロー」と濁点つきで書いてあって、なんかカワイイ。

 ネット検索したところ、色々と載っていた。
(でも、濁点つきでは載ってなかったけど。)
(1) カルボキシメチルセルロースナトリウム(Carboxymethyl Cellulose Sodium Salt)は、セルロースの水酸基をカルボキシメチルナトリウム基で置換し水溶性にしたもの。
(2) 毒性がなく安全な物質。食品、美容、医療用などに用いられる。
(3) 乳化剤や安定剤、増粘剤等の用途で用いられる。
(4) 強靭な透明皮膜を作り、接着性がある。天然糊料と比べて化学的安定性に優れ腐敗しにくい。

 セルロースとか、カルボキシメチルとか、むかし習った化学用語で懐かしい響き。毒性がなく安全な薬剤とのことで、とりあえず安心。
 でも、何のためにこの薬剤(CMC)を塗るのかな? 上記の(3)と(4)のどちらかだと思うけど、それぞれ少し意味合いが違うような気がする。

(3) 乳化剤や安定剤、増粘剤等の用途で用いられる。
→ 革に塗ることで、革を柔らかく滑らかにするのかな?

(4) 強靭な透明皮膜を作り、接着性がある。天然糊料と比べて化学的安定性に優れ腐敗しにくい。
→ 柔らかく滑らかにするのではなくって、革と革を接着させるために塗るのかな?
 でも全体に塗ってしまうのだから、接着目的ではないはず。
 もしも全体を接着させちゃったら、カードとかを差し込めなくなっちゃうよ。

 説明書を見直したところ、次の目的らしい。
 革の裏面全体へ塗り、すり込み、毛羽立ちを押さえる
 革の裏面の毛羽立ちを抑え(押さえ?)るためであって、革と革を接着させるためではないらしい。革の裏面の毛羽立ちを押さえ付けて、くっつけて、毛羽立たないようにして平らにするのかな。強靭な透明皮膜が作られるらしいしね。
 まあ、やってみれば分かるかな。そうだよ。早くやろうよ。

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